またまたタイタイ漫遊１０
朝食後は、昨晩予約を入れておいた
ホーン諸島へのクルージングを催行するツアー会社のガイドと
ロビーで８時の待ち合わせ。
今日は、朝８時の待ち合わせで帰着が夕方５時。
まるまる一日船と沖合いに散らばる無人島で遊びまくります。
我々を荷台に乗せたピックアップトラックは
いくつかのホテルで少しずつツアー参加者をピックアップして
クラビー川の岸辺の桟橋へ。
いよいよホーン島へ出発です。
ホーン諸島は、クラビーの北の沖合いに散在する無人島群で
ホーンとは現地の言葉で「部屋」という意味らしい。
屹立する石灰岩の岩壁でできた島や岩礁に囲まれて
波静かな内海（ラグーン）が、まるで窓のあいた部屋の中のようなので
そう名づけられたとか、これは現地ガイドの説明です。
本日のツアー参加者の顔ぶれは、まったくグローバルそのもの。
まず、東洋人は我々日本人が２名、それと香港からの若い新婚カップル、
タイ在住の華僑の２名の合計６名。
あとはオーストラリア人のグループ４名、ポルトガル語を話す夫婦連れ、
ドイツ語の夫婦が２組、それと何語かまったく解らない言葉を使う中年夫婦、
それにどうもロシア語らしい二人。
それらの言葉にやたら「ニャ音」と「ン音」の多い現地タイ語の
ガイドさん以下乗組員５名。
こんなメンバー一行になりました。
船は桟橋を離れると、クラビー川の河口を海へ向けゆっくりと
進みます。
外海へ出ると、弓がはなたれたようにボートは猛スピードを出し、
一気に白いしぶきを撒き散らしながら、沖に浮かぶ無人島目掛けて
ぶっとんで行きます。
小一時間、圧倒的な高さで広がる石灰岩の岩壁をめぐらせた島々の間を
突き進み、途中の無人島で小休止。
さっそく、ひと泳ぎ。
黄色と黒の縞々模様の小魚が、うじゃうじゃと寄って来ます。
それを見ていたヨーロッパ組も一斉に
水へ入りだし、キャーキャーと大騒ぎ。
魚影の多さにビックリしております。
次に案内された小島は、パラダイス島。
そう、ここはまさにパラダイス。
高級中華料理に使う海ツバメの巣を採りに、その時期だけ
人が寝泊りするだけの小さな島。
高く聳える岩壁のあちこちにポッカリ開いた洞窟が
海ツバメの巣づくりの場。
真っ白な砂浜に続く椰子の林の中に、彼ら漁師の寝泊りする掘っ立て小屋。
砂浜に突き出た一本の椰子の木からは、丸太のブランコ。
そして、ハンモックが揺れている。
渚に泊まる白いクルーザー。
なんかなあ、
まるで、ここは松田聖子ちゃんの世界じゃん。
チュルリラー、チュルリラー･･････。
日本のおじさんもチュルリラー、チュルリラーと
ブランコなんぞ乗ってしまいました。
写真はクラビー川の桟橋と河口にひろがる
石灰岩の岩山。
こんな風景が、陸でも海でも続きます。
「さみんの雑記帳」2007年05月24日
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