旅行日記 八王子 さみん

さみん 八王子市 ゆったりした空間でおいしいお食事を!

パーティーや貸切でもご利用いただけます
(要予約)
シナモンカフェさみん
東京都八王子市上野町100-34
TEL042-634-9281
営業時間11:30~22:00

定休日 水曜
E-MAIL info@samin-curry.com
駐車場完備
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厳選スパイスのカレーとパスタをご賞味ください!

パキスタン漫遊

昨年は、タイ旅行記と世界遺産を書いてきましたが、
今年は、今激動するパキスタンの漫遊と世界遺産を
連載してみたいと思います。
 パキスタンは現在、西アジアの中で激動の波に翻弄されています。
長く続いた隣国、アフガニスタンの内戦、
そして例の9.11テロ以降のタリバン勢力の国内逃亡。
イスラム教徒の反政府運動、もう枚挙するだけでも
大変です。

 そして、最後の追い討ちのように
この秋に起きた、大地震。
現在、判明しているだけでも、約8万人の死者が出ており、
この冬には、最悪
飢えと寒さで、数千人の死者が出るだろうと
言われています。
 懇意にしていただいた方や、友人となった人も
今頃、どうしているのでしょう。

 パキスタンは、南部の平野部と
北部の山岳部とに大別できます。
南部は、パキスタン最大の都市、カラチを中心に
暑く湿った平野と暑い乾燥した砂漠とからなっています。
また。北部は首都イスラマバード以北の
山、また山の大山岳地帯で、
ヒマラヤ、カラコルム、ヒンドゥクシの
3本の大山脈の真っ只中。
8千メートルを越す世界の巨峰が、ずらっと肩を
並べています。

 今回の、旅では
そのパキスタン北部の大山岳地帯を縦断して、
中国との国境、クンジュラブ峠まで約1500kmの
漫遊記です。

 成田空港より、パキスタン航空で飛び立ち、
中国の北京経由でパキスタンの首都、
イスラマバード空港へ着いた時は、
もう、すっかり夕暮れとなっていました。
 入国審査の後、空港からイスラマバードと双子の町、
ラワルピンデイーのホテルへ投宿。
その日は、長い飛行機の疲れで
バタン、キューと夢の中となりました。
 第二次世界大戦後、インドは、大英帝国より独立を
勝ち取りましたが、その後宗教の対立から
インドそのものは、東西のパキスタン、セイロンと
分離してしまいます。
その後、東パキスタンは、バングラデイッシュになり、
セイロンはスリランカと名前を変えてきました。
当時、西パキスタンと言っていた頃は、
パキスタンの首都も、南にあるカラチに置かれていましたが、
バングラデイッシュの独立により、正式に
パキスタンとなり、その際に
カラチより、北部の主要都市である、ラワルピンデイの隣に
新しい町を開き、現在の首都、イスラマバードとなりました。
ですから、イスラマバードは整然とした近代都市です。
その分、面白くありません。
 その反対に、ラワルピンデイは、中世の時代そのままの
古く、汚く、雑然、混沌としたイスラムそのものの町で、
私は、大好きです。

 翌朝は、暗いうちから
イスラム教徒のお祈り、コーランで目覚めました。
遠く、近く流れてくるコーランが町中を支配しています。
 寝床を飛び出し、早速、まだ暗い町へ出かけたのは
言うまでもありません。
どこを、どう歩いたのか、
いつしか町外れまで来てしまったようです。
町外れの小高い丘の麓で、朝日が昇ってきました。
そこでは、思い描くよりずっと、当たり前のように、
すでに現地の子供が、羊の群れを追っている
風景が広がっていました。

 今日は、暑くなりそうな気配です。
辺境の北部地区への入り口、チラスまで500km。
車に揺られて悪路をひた走る一日が始まります。



「さみんの雑記帳」2006年01月11日

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