パキスタン駆け足紀行１２
待望のフンザへは、やはり辺りが薄暗くなっての到着になりました。
今宵の宿は、アッパーフンザ地区のグルミット村にある
シルクルート・ロッジです。
小さなロッジですが、まあ、おぼつかないけれど
ホットシャワーが使えるのが、ミソでしょうね。
延々と１０００キロ、イスラマバードから揺られに揺られて
ようよう辿り着きました。
それだもの、急に冷水に変わるシャワーだって、もう
それは、ありがたい限りです。
電力事情が悪いですから、薄暗い電球の元
ロッジの食堂で、手元が暗い中
夕食のカレーを食べます。
さすがに、ここは標高が２７００メートルの高地なせいか、
夜の冷え込みは、相当なものです。
どんどん夕食が冷えていきます。
今夜は、早々に部屋に引き上げ、ベッドで暖まるのが一番のようです。
これから、４泊の間
このフンザに滞在します。
明日からのスケジュールに思いを馳せて
眠りにつきました。
さて、翌朝も例のごとくです。
まだ、明けきらない村へ早朝散歩です。
しきりに先ほどから、鶏が鳴いています。
足元は、まだ暗いけれど、お陰様で
早起きが、最高のプレゼントをくれました。
背後に聳える針のように尖った、グルミットタワーの山が
朝日を浴びて、光り輝く瞬間を見せてもらえました。
当然、写真を撮る事は忘れません。
神々しいばかりでした。
ロッジに戻り、朝食です。
珍しく、パンと玉子の朝食で、カレーが無いのは驚きでした。
今日のスケジュールは、これから２００キロ奥の
中国との国境になる、クンジュラブ峠まで出かけます。
これまで以上に、道も悪く、時間と落石との競争になるので、
早速、出発になります。
気温が高くなる昼過ぎは、雪も緩み、落石が頻繁に起こります。
通行止めになることは、しょっちゅうだそうです。
さあ、大急ぎです。
中パ国境へ！
写真は、朝日に輝く グルミットタワーです。
「さみんの雑記帳」2006年01月19日
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