パキスタン駆け足紀行４
このブログを見て、読んでくれている人がいるって事が
お客様の中にもいるんだと解り、改めて感謝。
もし、読者の方がお客様の中に、おりましたら、
今日のように、読んでるよって、一声懸けて頂けたら、
まっこと嬉しい限りです。
さて、話は紀行に戻します。
宿でまたまた、カレーの朝食を頂き、茶を飲み
７時丁度に、出発です。
今日も一日、このヨタ車のお世話になります。
このチラスから北部辺境州の中心の町、ギルギットを経て
今日の目的地、グルミットまで
またまた５００ｋｍの移動です。
まずは、チラス郊外のシルクロード時代の遺跡見物です。
まだ早朝のせいか、車を降りて河岸まで歩きますが、
さほど暑さは気になりません。
ここが、いにしえの時代に、シルクロードが通り、
インダス河を 向こう岸からこちらの岸へ
渡るための渡渉点だった所です。
そのため、川岸に無数の仏や観音、ストゥーバなどや
梵字などが岩に彫られ、あるいは描かれて残っています。
この場所で、遠く中国からガンダーラへ向け、
沢山の人、あるいは、仏教留学僧がイカダなどで
インダスを渡り、ガンダーラへ、また中国へと行き来したわけです。
２１世紀の現在は、鉄の橋が掛かり、その向こう岸まで
容易に渡る事が出来ます。
でも、玄奘三蔵法師が
はるばる唐の長安を出て、シルクロードをたどり、
ガンダーラを目指して、この道を確かに、通ったかと思うと、
何か、ありがたく思えてきます。
現在でも、この道はシルクロード時代のまま、
細々とギルギットまで荒野の中に続いています。
写真は、チラスの岩絵で菩薩と塔が描かれている。
「さみんの雑記帳」2006年01月15日
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