パキスタン駆け足紀行47
写真は、タキシラ遺跡の基壇に残る ガンダーラ時代に彫られた菩薩像。 それと、炎熱の太陽を浴びるガンダーラ国の 都タキシラの廃墟となった遺跡群。 このガンダーラと言う国は、宗教にとても寛大で 仏教だけでなく、拝火教(ゾロアスター教)、原始キリスト教、 バラモン教まで、あらゆる宗教が許されていました。 それゆえ、この遺跡の基壇には、仏教を表す鳥居の模様、 ゾロアスター教の、鷲の乗った花灯窓、古代西域ヨーロッパを 表す、ギリシャ神殿風の模様が並んで仲良く掘り込まれています。 2000年前に、こうやって仲良く共存していたのに、 宗教対立がかくも激しくなっている今、現在はどうなんでしょうね。 昔の人に学ぶ必要がありそうですね。
「さみんの雑記帳」2006年03月09日
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