パキスタン駆け足紀行6
車はチラスを出ると、延々と続く岩と砂がらけの 荒野をインダスに沿って、何度か右岸、左岸を吊橋を 渡っては、同じような景色の中 走りつづけます。 そんな橋の一つ、ラキオット橋で小休止。 数日後には、この橋のたもとから右に入る断崖の道を たどって、8千メートル峰ナンガバルバットの ベースキャンプまで、トレッキングの予定です。 ラキオット橋を抜けた場所から、そのナンガバルバットが 良く見える地点で、再度休止。 その景色はと言うと、もう、もう、スゴイ! の一言。 山岳風景の大好きな私ですから、この景色には もう、降参です。 沙漠の中にうねうねと続くカラコルム・ハイウェイ、 それに、真っ青な空に描かれた、 真っ白に氷河を輝かせるナンガの山。 これも世界屈指の山岳景観でしょう。 これを見られただけでも、この旅行の意義を達成。 ついつい、滞在時間が延びてしまうのも、 仕方ないですね。
シャグロットは、大河インダスが、東に大きく向きを変える 屈曲点で、インダスはここから、その源、ヒマラヤ山脈深く 入り込んでいきます。 我々は、インダスに別れ、一大支流のギルギット川に沿って 進みます。ここで、大ヒマラヤ山脈を離れ、行く手には これまた巨大なカラコルム山脈が聳え立っています。 ここから北部辺境州の中心、ギルギットの町までは もうそう、遠い距離ではありません。 ここまで、チラスから300キロ、イスラマバードからは とうとう、1000キロ走破したことになります。 ギルギットで昼飯が待っています。
写真は、KKHと背後にヒマラヤの雄峰、 ナンガパルバット 写真の上でクリックすると、おおきな画像になります。 是非、この雄大な景色をおおきな画面で味わってください。
「さみんの雑記帳」2006年01月16日
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