パキスタン駆け足紀行7
ギルギットへは、昼丁度に到着。 あたりの見学前に、腹ごしらえです。 また、例のごとくカレーの昼飯。 豆のカレーとナマズのカレー、あとはキャベツのサラダです。 ギルギットの町は、今までの行程の中では、一番大きな町です。 まあ、町と言っても、歩いて回れる程度ですが・・・・ それでも、ここには、あたりで一番大きく立派なモスクも聳え、 一日中、イスラムの経典コーランを響かせています。 町中には、ホテルもあり、商店の数もここらでは目立ちます。 ここは、2000年前から シルクロードが通る要衝でした。 ですから、今も、2000年前と同じ場所のまま、 シルクロードのままに、町中を貫いています。 さすがに、通りの名前はプール通りと変わっていますが・・・
そうそう、雑学をひとつ。 パキスタンの国名の由来を。 スタンは、アフガニスタン、カザフスタンと同様 国と言う意味です。アフガン族の国、カザフ族の国となります。 パキスタンのパキは、パクから来ています。 パク=純粋とか、美しいとかの意味があります。 ですから、美しく、純粋な国といったところでしょうか。 そして、首都イスラマバードはと言うと、バードは大きな町。 イスラマーは、イスラム教のことですから、イスラムの町に なります。
ギルギットは、インダスの支流、ギルギット川を挟んで、 北岸と南岸とに分かれて、広がっています。 両岸を結ぶのは、今もって吊橋だけです。 車の往来は出来ませんから、対岸の集落は 人の足だけが頼りな訳です。 随分と、時代遅れで不便そうにみえますが、 ここらあたりでは、こんなことは、ごくごく普通のことだし、 むしろ橋があることこそ、すごいことです。
昼食後は、そんなギルギットの町を思い思いに ブラブラと歩き回りました。 当然、その吊橋を渡って、対岸の集落。 そして、ここがシルクロードですってプール通りへも 足を運びました。 土ぼこりの舞う、ごくありふれた道でしかありませんが、 これがシルクロード。 2000年間も変わらず、生活道路として、 使われつづけている道を考えると、とても不思議な気がしました。
さて、町の見学後は、これから まだ、まだ遠い道のり。 フンザの奥、グルミット村まで200キロを残しています。 早々に車中の人になりました。 さあ、もう少し先まで出発です。
写真は、ギルギットの一番の目抜き通りで、 イスラムのモスクのある、町の中心です。
「さみんの雑記帳」2006年01月17日
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