旅行日記 八王子 さみん

さみん 八王子市 ゆったりした空間でおいしいお食事を!

パーティーや貸切でもご利用いただけます
(要予約)
シナモンカフェさみん
東京都八王子市上野町100-34
TEL042-634-9281
営業時間11:30~22:00

定休日 水曜
E-MAIL info@samin-curry.com
駐車場完備
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厳選スパイスのカレーとパスタをご賞味ください!

パキスタン駆け足紀行9

さて、徐々に旅は佳境に入ってきました。
この旅の目的地の一つ、
風の谷のナウシカの舞台となった、フンザへと向かいます。
ギルギットとフンザは、パキスタンの中でも、
大幅に自治権を認められた、まあ、ハッキリ言えば、
国家の中の別の国みたいなものです。
つい最近まで、フンザには、藩王がいて
その居城も、中世からのたたずまいのまま、
残っています。

 まあ、それはともかくとして、
桃源郷と昔から言われた、そのフンザへ向かって
フンザ川と名前を変えた谷に沿って、
車は登っていきます。
 もう、周りは見上げるような巨大な、カラコルム山脈の一端です。
この障壁のようなカラコルム山脈の奥深くに、
桃源郷 フンザがあるとは、とても想像しがたい光景です。
 今、新たな収録でNHKが、新シルクロードを放映していますが、
私が若かった頃に放映された、喜太郎のテーマ曲とともに
つとに評判を取った、シルクロードという番組は
若かった頃の私にとっては、旅への憧れと
異文化への興味を 掻き立てるバイブルのような番組でした。
その番組の中でも、あの石坂浩二のゆっくりしたナレーターで
このフンザが、紹介されました。
その当時は、車が通る道も無く、重い撮影器材を
人、馬の背に担いで、この谷をさかのぼる姿が撮られていました。
それを思えば隔世の感です。

 大分、車を走らせたところ、谷の正面に
まさしく立ちはだかるような、巨大な山が現れました。
谷底から一気に、その頂上までが視野に入ります。
山の名は、ラカポシ。
標高7788メートル。
カラコルム山脈の雄峰です。
そして、谷を挟んで、その向かいには
高名な登山家、長谷川恒之が行ったきり行方不明になった
これまた巨大なウルタル峰、7388mが聳え立っています。
 ここは、車を止めて、カメラ休止です。
氷河を頂上から谷に向かって、なだれ落とす勢いが
猛迫力で迫ります。
この私の立つ場所が、標高2500メートル、
山の高さが約8000メートル、その差が5000メートルを
超える、世界一の標高差の展望です。
見上げる首が痛くなる大展望です。

 この山を回りこんだところで、もう一回車を止めて、
展望をむさぼります。
ふと、気が付くと
周りが随分と明るく、谷が開けて来ています。
いよいよ、フンザへの入り口のようです。
こころなしか、緑がふえているようです。

 山ひだをまわりこむごとに、
麦ような畑と、リンゴやアンズの花の中に
人家も散見されるようになり、フンザに入ったことを
教えてくれます。

 フンザは、まさしく桃源郷らしく
幻のように現れました。
氷河の山々に囲まれ、段々に開墾した麦や芋の畑に
アンズやリンゴの果樹。
そして、背の高い木は、まっすぐ天に伸びるポプラの木。
その間に2,3つと軒を並べる石造りの家。
煙突からは煙がたなびく、懐かしい人の住む里。
それが、フンザです。


写真は、ラカポシ峰 7788mの展望

「さみんの雑記帳」2006年01月18日

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