タイ大好き漫遊記14
4段目からは、滝と滝の間隔もあいて来て、 小滝は続くが、大きな滝はなかなか現れない。 それでも、5段目、6段目とクリアーし、最後の7段目。 ここまで来ると、さすがに上ってくる人は ググッと減り、まわりも森閑として、水の流れる音、 それと、時折響く甲高い鳥の声ばかりとなります。 ほぼ、ここがトレッキングコースの終点。 ひとときの自然を味わったら、さて、下りです。 さあ、我々も適当な淵や滝壺を見つけたら泳ぐとしましょうか。 とんとんと駆け下り、4段目の滝壺へ。 ここは、上るときにめぼしをつけてある、広い滝壺が深そうな場所。 さっそく、Tシャツを脱ぎ、滝壺めがけてドボンと行きたいけど、 深さが解らないので、スリスリとすり足歩行で入ってみます。 3歩ほど歩いたところで、背が立たないくらい。 もう、充分。 これは、もう極楽。 高温と湿度でぐったりしていた体が、生き返る感覚。 う~ん、きんもちいい~。 思ったほど水温は低くなく、冷たいというより、気持ちいい。 もう、出たくな~い。 すっかり、体をクールダウンさせて、ガイドさんとの約束の時間も 迫っていることもあり、後ろ髪を引かれる思いで、タオルで体を拭き、 くだり始めました。
ところが、どうでしょう。 あの、一番印象的な3段目まで来たら、 どうしても、あの明るいブルーのインクを流したような 滝壺を見たら、いてもたってもいられず、 せっかく乾いた体も、もう、滝壷の誘惑に負けてしまいました。 またまた。Tシャツを脱ぎ捨て、今度は頭からドッボーン! ああ、気持ちいい~。 見回せば、滝壷には、我々人間さまだけでなく、無数の 小魚から、5,60cmはありそうな、結構大きな魚が 群れています。 そいつらときたら、我々人間を怖がるどころか、背中といわず、 足、お腹まで、ピュ、ピュっと突っつきにきます。 結構でかい魚に体当たりされたりもします。 っま、これも楽しい体験です。
約束の時間を大幅に遅れて、ベルギー人の待つ麓の駐車場へ。 律儀なガイドさんは、おとなしく待っていてくれました。 お腹を空かせた我々は、近くの食堂へ入り 焼き飯、焼きそば、タイラーメンで昼飯。 これも、こんな場所で食べさせる店としては、 思いのほか、ウンマイのでした。
写真はエラワン滝、3段目。 綺麗なブルーの水を湛えた、滝壷。 高さも20mほどあり、とても印象的。
「さみんの雑記帳」2006年07月18日
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